シルバーウイーク読書日記「仕事と生活に悩むアラフォーにお薦めの4冊」

 シルバーウイークいかがお過ごしですか?

 個人的には、諸処の都合であまり外に遊びに行けず、読者やゲーム三昧。少しでも生産的な活動をしようということで、最近読んだ本の短評をまとめした。こうしてみると、自分の世代や生活環境を反映した本を買ってしまうものですね。

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雑誌文化の全盛期!「本の雑誌血風録」

昨年末に本棚を買って、文庫本を著者名五十音順で整理しました。それ以降、昔買った本を通勤時間によく読むようになりました。

「本の雑誌血風録」(椎名誠著、朝日文庫)もその一冊です。作家の椎名誠氏らが1976年に創刊した「本の雑誌」。作家の目黒孝二氏、イラストレーターの沢野ひとし氏、弁護士の木村晋介らと過ごした"熱い"日々が、椎名誠氏独特の語り口で綴られています。

当時は、「広告批評」「BRUTUS」「Number」など一時代を築く著名誌が続々創刊されたころ。雑誌文化全盛期で、椎名氏が流通専門誌の編集長、作家、本の雑誌の編集長を兼務しながら、「かくあるべし!」という信念を持って雑誌を作り、売れ行きがどんどん伸びるさまは痛快というか、ワクワクするというか、うらやましいというか……。雑誌作りガンバローという気にさせられる本。

別の意味で面白かったのが、目黒氏が構想していたという「日本読書株式会社」構想。早い話、お客さん(目黒氏の設定では目黒社長自身)が「今日なんかいいのある?」と聞くと、会員の趣向にあった小説をお薦めするという会社。入会金と毎月の会費でビジネスをするそう。今ではレコメンドという形で実現していますね。まぁ、アマゾンのレコメンドでも目黒氏の理想にはほど遠いと思いますが。

そして、本の雑誌血風録と対をなすのが、目黒氏が書いた「本の雑誌風雲録」。文庫はアマゾンのマーケットプレイスで1円なので早速購入。楽しみです。

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泣ける広告の解説書「明日の広告」


 消費者のココロに届きにくくなったと言われる広告をめぐる現状とその対処方法を、広告会社の現役クリエイティブ・ディレクターがポジティブに解説する新書です。この類の本は色々読んでいるけど、とてもすーっと心の中に入って、納得感がありました。

 例えば、テレビCMとクチコミを巡る考察。テレビCM崩壊ともいわれますが、筆者はそれを否定します。まず、過去を振り返ると、「テレビのチカラはクチコミに依存していた」というのです。お茶の間にテレビがあり、家族がいて、みんなでテレビを見ながら「あーだこーだ」と言い合う。さらに翌日、学校や職場で昨日見たテレビ番組を話題にする。つまりテレビはクチコミを巻き起こす役割があり、そのクチコミの源泉は「お茶の間」だったというのです。しかし今は、お茶の間が“崩壊”したため、テレビのチカラが弱まってしまいました。

 しかし、筆者は新しいお茶の間が生まれているとも指摘しています。最近は、「ツーウィンドウズ」と呼ばれるようにテレビを見ながらパソコンやケータイを開く人も多いです。そこで番組中で気になることを検索したり、掲示板に書き込んだりします。これを昔のお茶の間に似た「ネオ茶の間」と名づけています。その究極が「ニコニコ動画」で、動画を見ながら突っ込みを入れたり、他の人のコメントを見たりしています。この延長線上には、友達とネット上で一緒にリアルタイムにテレビ番組を見て、突っ込みをいれるサービスの登場もあり得ると示唆しています。このネオ茶の間が巨大なクチコミ源となり、テレビの復権があるのではという考えです。

 まぁ、うまくは説明できないけど、こうして久しぶりにブログを書きたくなるくらい、分かりやいくていい本だと思ったということです。

 買うときには気づかなかったけど、この本を書いたのは、「jiabaran」や「www.さとなお.com」の佐藤さん。巨大広告会社にお勤めの方なのに、ネットへの理解が深いわけだと思いました。

 それと、もう一つ欠かせない読みどころは筆者がかかわった「スラムダンク」のキャンペーンの話。私は、定食屋でサバ塩定食を待ちながら読んで、泣きそうになりました。こんな仕事ができたらいいですね。広告だけでなく、メディア、コミュニケーションにかかわる人は必読です。

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ブクログ作り始めました

 最近,blogmapの上位にランクされていて,ずっと気になっていた「ブクログ -WEB本棚サービス-」を,とりあえず作ってみました。たった10数分しか触っていないけど,自分の趣味に近い作家,アーティストが見つかりそうで,なかなかよさげです。

 私の本棚はこちらです。これから少しずつ手を加えていこうと思います。

 この中で一番最近に買ったのが,村上春樹の「アフターダーク」。やたら観念的で,(私にとって)意味不明なところはいつもと同じ。異なる場所の異なる登場人物の話が交互に語られて,最後にはそれが交差する(ようなしないような)というのは,「海辺のカフカ」と同じだったような気が…

 と,読後疑問に思いながら,つい買ってしまうのが,「村上春樹」というブランド力なのですしょうね。

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「走って,負けて,愛されて。―ハルウララ物語」を読みました。

 迷っていましたが,「走って,負けて,愛されて。―ハルウララ物語」(重松清 著)をAmazonで買いました。なぜか,「アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活」と一緒に買って送料無料にしました。

 本の1/3ぐらいは,ハルウララの写真(モノクロ)。こういうのは書店で立ち読みしないと分かりませんね。ということで,30分もかからず読み終えてしまいました。

 といっても,とてもお薦めできる本です。調教師,厩務員,ハルウララの連敗に気づいたレース実況アナウンサー,高知競馬場の広報担当者などの人々が,ハルウララに寄せる愛情が,著者のインタビューによってまとめられています。

 連敗でクローズアップされているハルウララですが,関係者は,勝たせてあげたいと思っているのですね。当然といえば当然ですが,その思いがよく伝わってくる本でした。

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ハルウララと重松清の接点

 「定年ゴジラ」など中年の悲哀を書かせたら天下一品!?の重松 清氏が,「走って,負けて,愛されて。―ハルウララ物語」を出しまた。


 ご存じの通り,高知競馬場で100連敗を達成(現在は102連敗)した競走馬ハルウララの周辺の人を取材したドキュメンタリーのようです。

 すでに8歳の牝馬,人間にすれば40歳近い中年ハルウララを,重松氏がどのように描いているか楽しみです。

 でも,1400円って,Amazon.co.jpの配送料無料に100円足りないんですよね。どうしよう(笑)。

参考記事
ハルウララ100連敗達成の馬券は20倍の配当!?

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イラクで亡くなった奥克彦参事官のコラムが単行本に

2003年11月29日,イラクで何者かに襲撃され亡くなった奥克彦参事官と井ノ上正盛書記官。奥克彦参事官は外務省のサイトで「イラク便り」というコラムを連載していました。
イラク戦争が“終戦”した後のイラク復興に尽くす日々をつづっています。

そのコラムが「イラクでの誓い」という単行本になるそうです(不謹慎な話ですが,印税ってどうなるのだろう?)。

同じように,blogから本が生まれることは,今後出てくるでしょうね。

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AERA最新号「ヤフーvs.楽天 社員比較」を読んで

AERAの2004年1月12日号で
「ヤフーvs.楽天 社員比較 月10人採用4人転職,年4回査定/朝礼・点呼あり,私語厳禁」という記事がありました。
「月10人採用4人転職,年4回査定」がヤフーで「朝礼・点呼あり,私語厳禁」が楽天です。

社風の違いもさることながら,記事の冒頭に掲載されたオフィスの写真が違いを物語っています。
ヤフーは,個人の机がパーテーションで区切られており,自分の空間を作れます。
楽天は日本の会社の典型的な“島”型の配置。さらに,机の上は電話とパソコンだけ。

以前人から聞いた「同じ六本木ヒルズに入居していても,ヤフーは1000人のスペースに800人,楽天は1000人のスペースに2000人」というのもあながち誇張ではないかもと思いましたね。

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